iPad 4 から iPad Pro 10.5 (2017) へ乗り換えて2週間で感じたこと

iPad 4からiPad Pro 10.5 (2017)に乗り換えて2週間ほど使った感想の記事です。
買ったケースとかフィルムのレビュー入りです。

目次

構成

モデルiPad Pro 10.5インチ Wi-Fi 64GB スペースグレイ
ケースMOTO84 PIXEL (A1709)
フィルムDigio 液晶保護フィルム iPad Pro 10.5 高精細反射防止

開封の儀

iPad開封の儀(開封前)
Appleらしい箱ですね
iPad開封の儀(電源)
Type-Cじゃなかったのは意外
iPad開封の儀
開けるのに時間がかかるのは期待感を上げるための演出だとか

iPad 4 との比較

iPad Pro 10.5 (2017)は、iPad 4の5年ほど先の機種です。
それまでにハードウェアの刷新が何度か行われましたから、違いを感じられる場面がいくつもありました。

画面サイズ

9.7インチから10.5インチと少し大きくなりました。
しかしベゼルが細くなっているため、デバイスの大きさに差はほぼありません。

iPadの大きさ比較
iPad 4に比べ、iPad Pro 10.5 (2017)は若干縦に長く横に短いです

個人的に最も画面サイズの違いを感じられるのはWeb閲覧時とゲームプレイ時です。こまごまとした要素をタップする際にそう感じます。

旧iPadでゲーム起動
iPad 4
新iPadでゲーム起動
iPad Pro 10.5 (2017)
黒ベゼルモデルなので画面の窮屈さが減っているように感じる
左下の反射はフィルムを貼り付けているため

音ゲーの場合、画面は大きい方がやりやすいのですが、12.9インチのように大きすぎるとやりづらいゲームもあります(デレステやVOEZ等)。ですので、音ゲーにもちょうどいい画面サイズだと思っています。
しかし、正直言ってこれだけでは10.5インチを買う理由付けには薄い気がします。型落ちとはいえ、9.7インチの方が2~3万円以上安いですから。
スマホにおける4インチと5インチは雲泥の差なんですけどね。

余談ですが、10.5インチというのは、恐らく持ち運びにちょうどいいサイズに合わせた結果だろうと推察しています。次世代機種でベゼルレスになればもっと大きくなったりするのではないでしょうか。

軽さ

これは触ってすぐ分かりました。
Wi-FiモデルのiPadの重さはiPad 4で652g、iPad Pro 10.5 (2017)で469g。その差は183gです。
これらの軽さを謳っているケースの重さが200g程度だったので、約1ケース分の重量が丸々なくなったことになります。

これはiPad Airで大幅に軽量化されたことが大きいですね。筐体の薄型化が図られたため、より持ち運びしやすいようになりました。iPad Pro 10.5 (2017)でも、画面サイズが大きくなった分ベゼルをより細くするなどの工夫をして、9.7インチ版のiPadと大差ない重量に仕上げています。

まあ、結局ケースをつけるので裸のiPad 4の重さに戻ってしまうんですけどね。
私は家で使うことが大半なのであまり恩恵は受けられませんが、持ち運びをする方には大きなメリットでしょう。

スペック

これが最も差を感じました。
Apple製品大好きマンに指摘すると怒られるけどiPad 4ではアプリが時々落ちることがあり、入力欄をタップしてフォーカスした際に現れるキーボードのもっさり具合も年々ひどくなっていました。
デレステに至っては、プレイ中はその妨げになるほどフレームレートが低下し、30分もプレイすれば挙動が怪しくなり、ついには落ちる始末でした。
熱を持つとCPUがクロックダウンするはずなので、厚めのケースを付けて排熱を妨げていたこともよくなかったかもしれません。

さすがに最新機種では全てがサクサクです。
この2週間で引っ掛かりを感じたことはありません。

アプリの起動もかなり早いです。iPad Pro 10.5 (2017)は2015年のi5 Macに匹敵する性能であるとする記事も出ているほどで、CPUとGPUが高性能ならメモリも4GBと潤沢(iPad 4は1GB)であり、タブレットとしてはかなりのハイエンドであると見受けられます。
値段は張りますが、その価値があるとすれば高いスペックでしょう。9.7インチ版のiPadは廉価版という位置づけで、スペックが低くされています。
次期iPadは有機EL化やベゼルレス化が囁かれているくらいなので、今回はスペック重視のリリースにしたのかもしれません。今使っているPCのCPUがCeleron Mなのでマジで大違い

機能

iPad 4に対する新機能について感想を述べます(述べていない新機能もあります)。
なお、Apple Pencilは使用していないので載せていません。

Touch ID(指紋認証)

パスコードの代わりに使える機能です。めちゃくちゃ便利でした。
iPadのロックが指を乗せるだけで解除でき、わざわざパスコードを打つ億劫さがなくなったのはかなり快適です。
認証自体も行われていることが分からないほどに高速です。Touch IDには第1世代と第2世代があり、iPad Pro 10.5 (2017)には第2世代の方が搭載されているとか。

Touch IDが搭載されたiPad Air 2の頃から使いたいと思っていましたが、期待通りです。

Split View

画面を2つに分割して2つのアプリを同時に使えるようにするという機能ですが、使いどころを見出せませんでした。
むしろ画面右から出てくるのが邪魔に感じます。開発以外で「何かを見ながら何かをする」という使い方をあまりしないタイプなので、根本的に向いていなかったのでしょう。
メモリが4GBになったのはこの機能の存在が大きいと思うので、もったいないかもしれませんが、私はOFFにしてしまいました。

ProMotion

60Hzだったリフレッシュレートが倍の120Hzになりました。
初めて触った時、確かにそのぬるぬる具合の違いが分かったのですが、全てのアプリが対応したわけではないので、ホーム画面やSafariくらいでしか体感できませんでした。
体感できたとしても、動きがある動画やペイントアプリ等、遅延が気になっていたものでしか大した違いはないでしょう。
対応アプリが増えてくればまた違った印象を受けるかもしれません。

なお、120Hzである必要がない場面では動的にリフレッシュレートを落として消費電力を減らしてくれるそうです。最低で24Hzまで落ちるとか。

その他iOS 11の機能

まだリリースされていませんが、マルチタスクやSplit Viewの強化、ファイル管理機能が追加されるそうです。Androidと比べるとiOSはファイル関係が明らかに弱かったので、期待できますね。
ちなみにリリースは秋頃だそうです。

iPad 4 はさすがに乗り換え時

使っている方が一番感じていることだと思いますが、iPad 4はそろそろ限界です。
通常用途でもプチフリーズします(特にキーボード使用時)し、iPad 4に採用されているA6XはMetalに対応していないためか、ゲームを中心に対応アプリも少しずつ少なくなっています。

iPad 4のサポートもそろそろ打ち切られます。A6Xは32ビットCPUであり、iOS 11では32ビットアプリの切り捨てが明言されています。そのため、A6Xが搭載されているiPad 4にiOS 11は降ってきません。

それでもiPad 4が発表されてから5年ほど立ちますから、Apple製品の寿命としては妥当なんですよね。

iPad Pro 10.5 (2017)のようにハイスペックならば8年くらいは使っていける気がするのですが、そろそろ乗り換えるべきだと思います。

しかし、スペックを重視しないのであればあえて10.5インチ版を選ぶ必要性は薄いと感じました。イラストレーターの方ならばApple Pencilの恩恵に授かることができるのですが、そうでなければ9.7インチ版でよいのではないでしょうか。
9.7インチ版のCPUは前世代のA9Xなので、サポートは1年早く打ち切られるかもしれませんが。

ケース:MOTO84 PIXEL (A1709)

今回買ったケースのレビューです。ネイビーブルーというカラーリングを買いました。

話は逸れますが、iPadには必ずカバーをつけることにしています。基本的に1度使った電子機器は価値がひどく下がるのですが、Apple製品にはブランド品という一面があるので、大事に使った方が何かと得なのです。

ケース装着iPad(正面)
表面
ケース装着iPad(背面)
裏面
ケース装着iPad(縦置き)
縦置き
ケース装着iPad(横置き)
平置き

このケースは購入して大満足でした。

  • 表面・裏面保護
  • 3つ折りタイプで平置き・縦置き可能
  • オートスリープ機能

機能としては以上の3点なんですが、なかなか上手く作られていました。

iPadの大きさ比較
左:iPad 4 右:iPad Pro 10.5 (2017)
前使ってたケースは淵の部分がカバーされていませんでしたが、このケースはきちんとカバーされています
iPadのカメラ
裏面の薄さは1.2mmで、カメラレンズの出っ張りがいい感じに。物理ボタンもカバー

他の軽さをアピールしているケースは200gほどの重量でしたが、これは190gほどだそうなので若干軽めになってます(10.5インチ版の重量です)。
ケースはiPad 4時代も3回ほど買ってますが、今まで使った中で最も完成度が高く感じました。価格も1500円しないので個人的にはかなりおすすめです。

Digio 液晶保護フィルム iPad Pro 10.5 高精細反射防止

指の滑りがいいらしいものを買いました。結果的に言うと使ってみて満足です。
音ゲーをよくやるので、良くないフィルムを使うとスライドやフリック動作が激しいもので指が痛くなるんですよね。

iPadのフィルム
吸着面にある剥がせるフィルムが3枚に分かれていて貼りやすかったです

指滑りのいいものは基本的に反射防止(アンチグレア)加工がされているものが評判で、光沢(グレア)タイプはあまり評判がよくないものが多かった印象があります。光沢加工に使用するコーティングが指の滑りを悪くさせるのでしょうか。
反射防止加工タイプのものを買い比べしたわけではないので比較はできませんが、滑るのはもちろんのこと、爪を立てながら滑らせた際にこすれるような音がするかどうかがポイントな気がします。

iPadの淵
風呂場で挑戦。上手に貼れました

あと、どのフィルムを使っていても汗をかいた状態では滑りが悪くなります。この辺まで求めるならフッ素コーティングされているガラスフィルムがいいのでしょうか。
コーティングの劣化に関してはフィルム・ガラスフィルムともに避けられません。滑りが悪くなったら買い替えるかフッ素コート剤を買ってきて塗るかしましょう。

オチ

クポーーン
ケース買ったらこういうのがついてきたんですが、クポーーンとは……

補足追記 (2021)

この記事は、学生時代に運営していたブログの記事を書き直したものです。

この時に買ったiPadは今でも現役です。
当時最高峰のスペックということもあり、購入から4年経ってもスペック不足を全く感じさせない名機。
スペック不足を感じる前にサポートが打ち切りになるのではないかと思っているほどです。

あと記事内の画像にあるCROSS×BEATSとSTELLIGHTSは両方とも既にサ終してるゲームですね。
どうして……。

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